「世に棲む日々」も後半に入り、松陰亡き後の高杉晋作にスポットが当たりだす。
ここからは本当に知らないことだらけで、実にめまぐるしく情勢が動く。
とても今の日本では考えられないような、日本の中の藩(長州)が他国と争い、
はたまた、幕府からも攻められるという大荒れな流れ。
しかし、面白味があるのは、攘夷攘夷といっていた思想がイギリスや上海の状況を目の当たりすると、
一気に開国論に変わるという様。
井の中の蛙だという事が当時の日本人には当然ながらわからなかったのだろう。
高杉晋作とは何と不思議な男だ。
最も印象に残ったのは日本の一部がイギリスの植民地になるのを水際で防いだのは高杉晋作だったということだ。
たった一冊で様々な事が起きまくり、濃厚な一巻だった。
個人的に井上聞多が非常にカッコイイ。
世に棲む日々(3)
2015年1月11日日曜日
2015年1月7日水曜日
花燃ゆ
1/4(日)から今年の大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりました。
尊敬する吉田松陰の妹の文が主人公であり、当然ながら吉田松陰は大きく関わってきます。
松陰は死罪となるので、おそらく中盤までとなるでしょう。
松陰や文の幼少から始まり、後に文と結婚する久坂玄瑞、小田村伊之助も登場。
松陰が脱藩して東北遊学する前ぐらいで第一回は終わりました。
配役は吉田松陰を伊勢谷友介(龍馬伝の時は高杉晋作を演じていた)
小田村伊之助はあの(笑)仁先生ってのも面白い。
松陰の小説を読んだ者としては、人物の描き方が少し希薄で残念な部分はありますが、
あくまで松陰が主人公では無く、女性の視点で描かれていて、
脚本家も少しホームドラマっぽく作っているとのことなので仕方ないんでしょうね。
しかし、肝心の孟子の言葉や松陰や伊之助の志の伝え方はなかなか良く面白い。
プロデューサーは龍馬伝と同じ土屋勝裕、
語りはなんとシャアアズナブルの池田秀一。
池田さんはアニメ好きにはかなり期待度が高いようです(笑)
いやでも本当に「語り」は聞き取りやすくて良い感じでした。
昨年の官兵衛も良かったですが、今年も期待できます。
松陰が生きているうちは、まさにカリスマのストーリーがありますが、
死んだ後はいよいよ明治維新までの波乱が続くと思いますが、どう面白く(一般受けも考えて)描くのかが今から楽しみです。
2015年1月6日火曜日
初詣と今年のこと
乙(きのと・おつ)
地中に蒔かれた種は、土の成分や雨などの水分により
徐々にふくらみを増し、遂には表皮が裂け、新たな芽をだします。
やがて上に伸びゆき、地中をうごめきながら地表に出ようとします。
しかし、若く弱い芽は自らの思いどおりに伸びません。
地中の圧力によって、右往左往しつつ動くのです。
その行動自体が乙であり、念願を達成するまでの努力を絶対に怠ってはいけないことを示しています。
力強い実行ある者のみが成功を収めることになり、絶えず動くことが必要なのです。
休んではいけません。精神的につらいこともありますが、目標達成のために大きな試練と捉えるべきです。
未(ひつじ・み)
未の時間は午後一時から三時。
太陽光が西にかげり始める時で、季節なら立秋を過ぎた頃。
一日におおきな影を残すようになり、周囲も少しずつ暗さを増してきます。
樹が大きくなってくれば枝も葉も大いに繁ってきて、太陽光が遮られ、足元は暗くなります。
それは邪が大きくなることを意味するので、余計なものを思い切って取り除くことを教えているのです。
煩わしい問題や難問も明るくすれば答えは判明します。従ってジメジメした考えや、
はっきりしない行動は将来に弊害を及ぼす事になります。
方位は南を西であり、秋の夕暮前に至れば車両運転中にライトをつけようか悩む時がありますが、迷ったら明るくすることで、大きな災害から身を守ることにもなるのです。
裏鬼門とも言い、一日の終わりに近づく頃から万物に感謝を捧げることも大事。
自らの心も常に明かりを保つように努力してください。
地中に蒔かれた種は、土の成分や雨などの水分により
徐々にふくらみを増し、遂には表皮が裂け、新たな芽をだします。
やがて上に伸びゆき、地中をうごめきながら地表に出ようとします。
しかし、若く弱い芽は自らの思いどおりに伸びません。
地中の圧力によって、右往左往しつつ動くのです。
その行動自体が乙であり、念願を達成するまでの努力を絶対に怠ってはいけないことを示しています。
力強い実行ある者のみが成功を収めることになり、絶えず動くことが必要なのです。
休んではいけません。精神的につらいこともありますが、目標達成のために大きな試練と捉えるべきです。
未(ひつじ・み)
未の時間は午後一時から三時。
太陽光が西にかげり始める時で、季節なら立秋を過ぎた頃。
一日におおきな影を残すようになり、周囲も少しずつ暗さを増してきます。
樹が大きくなってくれば枝も葉も大いに繁ってきて、太陽光が遮られ、足元は暗くなります。
それは邪が大きくなることを意味するので、余計なものを思い切って取り除くことを教えているのです。
煩わしい問題や難問も明るくすれば答えは判明します。従ってジメジメした考えや、
はっきりしない行動は将来に弊害を及ぼす事になります。
方位は南を西であり、秋の夕暮前に至れば車両運転中にライトをつけようか悩む時がありますが、迷ったら明るくすることで、大きな災害から身を守ることにもなるのです。
裏鬼門とも言い、一日の終わりに近づく頃から万物に感謝を捧げることも大事。
自らの心も常に明かりを保つように努力してください。
2015年1月1日木曜日
生きるための26のこと (七田眞 著)
2015年 明けましておめでとうございます。
昨年は内容が濃かったのか薄かったのはわかりませんが、
結果としては様々な経験ができ、新たに思考することができた一年だったと思います。
本厄の年でしたが、無事怪我や病気などなく過ごせた事に感謝いたします。
さて、年が明けて元日ぐらいはゆっくりしようと思い、特に何も予定は立てていなかったのですが、
昨年秋ごろからの読書欲というか知欲がうまく満たされておらず、
途中やめになっていた本を一冊読もうと今朝から読みました。
「生きるための26のこと」
この本は七田眞さんという教育者の著書ですが、本人は2009年にお亡くなりになられ息子さんの七田厚さん監修、
本田健さん解説で過去の著書や対談などの引用を用いて編集されていますが七田眞さんの遺作という位置づけのようです。
この本は2014年の夏に発行されていて、立ち読みしてみたところ妙に気に掛かり、購入にしてみました。
昨年は特に人生の指標なるものを求めていた時期かもしれませんが、
この本には何やら自分にとっては知らない分野の事、
また日本人にとっては忘れている大切な事がダイジェスト的にまとめているように思い、
登場する書物や人物は興味があるものや人物が多く惹かれたのです。
中国古典(四書五経)、孔子、孟子、新渡戸稲造、福沢諭吉、吉田松陰、安岡正篤、マーフィー、宮沢賢治、最澄など
昨年後半は自分がいかに無学であるかという事を感じたのもあるのですが、
この本には「人間学」というものが基幹としてあるのです。
そして志、運命、天命の事など、前半ではとにかく人間は勉学に励んで学問修養することの大切さが書かれており、
後半は成功哲学のこと、愛と仁、感謝の事、そして七田眞さんは教育者だったので、明治以降の教育の事もかかれていて、
自由化、個性化を優先することにより、教育が駄目になることなど憂いています。
秋から勉強している吉田松陰や四書五経なども参考に多く登場していて大変読みやすかったと思います。
静かな元日ですが、この本を読めた事は大変有意義であり、今年の指標ができた気がします。
やはりまずは修養が必要です。
昨年は内容が濃かったのか薄かったのはわかりませんが、
結果としては様々な経験ができ、新たに思考することができた一年だったと思います。
本厄の年でしたが、無事怪我や病気などなく過ごせた事に感謝いたします。
さて、年が明けて元日ぐらいはゆっくりしようと思い、特に何も予定は立てていなかったのですが、
昨年秋ごろからの読書欲というか知欲がうまく満たされておらず、
途中やめになっていた本を一冊読もうと今朝から読みました。
「生きるための26のこと」
この本は七田眞さんという教育者の著書ですが、本人は2009年にお亡くなりになられ息子さんの七田厚さん監修、
本田健さん解説で過去の著書や対談などの引用を用いて編集されていますが七田眞さんの遺作という位置づけのようです。
この本は2014年の夏に発行されていて、立ち読みしてみたところ妙に気に掛かり、購入にしてみました。
昨年は特に人生の指標なるものを求めていた時期かもしれませんが、
この本には何やら自分にとっては知らない分野の事、
また日本人にとっては忘れている大切な事がダイジェスト的にまとめているように思い、
登場する書物や人物は興味があるものや人物が多く惹かれたのです。
中国古典(四書五経)、孔子、孟子、新渡戸稲造、福沢諭吉、吉田松陰、安岡正篤、マーフィー、宮沢賢治、最澄など
昨年後半は自分がいかに無学であるかという事を感じたのもあるのですが、
この本には「人間学」というものが基幹としてあるのです。
そして志、運命、天命の事など、前半ではとにかく人間は勉学に励んで学問修養することの大切さが書かれており、
後半は成功哲学のこと、愛と仁、感謝の事、そして七田眞さんは教育者だったので、明治以降の教育の事もかかれていて、
自由化、個性化を優先することにより、教育が駄目になることなど憂いています。
秋から勉強している吉田松陰や四書五経なども参考に多く登場していて大変読みやすかったと思います。
静かな元日ですが、この本を読めた事は大変有意義であり、今年の指標ができた気がします。
やはりまずは修養が必要です。
2014年12月31日水曜日
2014大晦日
今年は大晦日も仕事だった。
考えてみれば大晦日まで仕事をした年は久しぶりだったな。
例年ひとつの区切りとして、色々と考えるのだが、
今年も様々な事を考えた。
文章にすると長くなったので割愛(笑)
まぁ、嫌な事も多々あり、
苦しい事も多々あり、
辛い事も多々あり。
ネガティブな事はよくもまあ思い浮かぶものだ。
それはそれで受容して、
大した病気や怪我も無く、年越し蕎麦も食べる事ができて、
無事新年を迎えることができる事に感謝して一つの年を終えます。
休みは元日のみで2日から通常通りの仕事だけど、
それはそれで有難い。
考えてみれば大晦日まで仕事をした年は久しぶりだったな。
例年ひとつの区切りとして、色々と考えるのだが、
今年も様々な事を考えた。
文章にすると長くなったので割愛(笑)
まぁ、嫌な事も多々あり、
苦しい事も多々あり、
辛い事も多々あり。
ネガティブな事はよくもまあ思い浮かぶものだ。
それはそれで受容して、
大した病気や怪我も無く、年越し蕎麦も食べる事ができて、
無事新年を迎えることができる事に感謝して一つの年を終えます。
休みは元日のみで2日から通常通りの仕事だけど、
それはそれで有難い。
2014年12月28日日曜日
維新という言葉
「維新」という言葉で連想するのは、
有名なところで明治維新では無いだろうか。
近年では橋下徹氏の「大阪維新の会」また「維新の党」をよく目にするが、
過去に平成維新とかいう言葉もあった。
そもそも「維新」という言葉は
孔子の残した書物「詩経」のなかの一文にあった。
※詩経とは古代の詩を孔子が編集したもので、情操のテキスト。
日本における万葉集のようなもの。
(以下CGSのYouTube白倉氏の講義を参考にしたものです)
悠悠たる蒼天、此れ何人(なんびと)ぞや。
周は旧邦なりと雖(いえど)も、其の命(めい)
維新(これあら)たなり。
空は広大で美しいのに、何故人間の社会は治まらないのか
周は古い国で歴史があるのが、良いところを繋いで行かなければならないが、
時代に合わないところは変えていかなければならない。
あまり、うまく簡潔に書けないが、
ようするに良いところは残し、変革すべきところは改善してゆくという意味合いだと思う。
革命とは意味合いが違う。
有名なところで明治維新では無いだろうか。
近年では橋下徹氏の「大阪維新の会」また「維新の党」をよく目にするが、
過去に平成維新とかいう言葉もあった。
そもそも「維新」という言葉は
孔子の残した書物「詩経」のなかの一文にあった。
※詩経とは古代の詩を孔子が編集したもので、情操のテキスト。
日本における万葉集のようなもの。
(以下CGSのYouTube白倉氏の講義を参考にしたものです)
悠悠たる蒼天、此れ何人(なんびと)ぞや。
周は旧邦なりと雖(いえど)も、其の命(めい)
維新(これあら)たなり。
空は広大で美しいのに、何故人間の社会は治まらないのか
周は古い国で歴史があるのが、良いところを繋いで行かなければならないが、
時代に合わないところは変えていかなければならない。
あまり、うまく簡潔に書けないが、
ようするに良いところは残し、変革すべきところは改善してゆくという意味合いだと思う。
革命とは意味合いが違う。
2014年12月24日水曜日
2014年のクリスマス
こんな事を書くとまた偏屈野郎だと思われそうだけどね。
歳のせいもあるかもしれないが、
プライベートな生活環境のせいもあるかもしれないが、
若い頃に比べるとクリスマスって年々どうでも良い気がしている。
仕事柄、クリスマスに関わるものを頻繁に目し、
クリスマスソングを浴びていると意識しない訳にもいかない。
若い頃は表向きにはクリスチャンじゃないしと言って敢えて意識しないって事もあったが、
そもそも、考えれば考えるほど、「なんだこのクリスマス洗脳は?」
って思えてくる。
ネット上でも言われているが、そもそもクリスマスの意味はわかってないのに只メディアやマーケティングに踊らされて浮かれて、ケーキやチキンを食べて騒いでいるというだけの事ではないか。
某所では「クリスマス粉砕」ってアンチクリスマスのデモなんかもあったらしいが、
意識しすぎている姿が余計に虚しくて笑えてくる。
と批判的な事を並べたものの、子供の頃はやはり楽しみなイベントの一つであり、
プレゼントを頂くという夢もあり良いものだと思う。
そもそも日本には無いファンタジックな世界(サンタクロースの世界など)がクリスマスには付随していて、そこにはキリストとは無関係ながらも魅了されている。
それに様々な業種が乗っかり一大イベントと化したのだろうけど、
人(子供)にプレゼントを贈ったり、交換したりする文化としては、一年に一度一斉に贈る相手を想像し思いやりの気持ちが生まれる行事だと思うと悪くは無いね。
歳のせいもあるかもしれないが、
プライベートな生活環境のせいもあるかもしれないが、
若い頃に比べるとクリスマスって年々どうでも良い気がしている。
仕事柄、クリスマスに関わるものを頻繁に目し、
クリスマスソングを浴びていると意識しない訳にもいかない。
若い頃は表向きにはクリスチャンじゃないしと言って敢えて意識しないって事もあったが、
そもそも、考えれば考えるほど、「なんだこのクリスマス洗脳は?」
って思えてくる。
ネット上でも言われているが、そもそもクリスマスの意味はわかってないのに只メディアやマーケティングに踊らされて浮かれて、ケーキやチキンを食べて騒いでいるというだけの事ではないか。
某所では「クリスマス粉砕」ってアンチクリスマスのデモなんかもあったらしいが、
意識しすぎている姿が余計に虚しくて笑えてくる。
と批判的な事を並べたものの、子供の頃はやはり楽しみなイベントの一つであり、
プレゼントを頂くという夢もあり良いものだと思う。
そもそも日本には無いファンタジックな世界(サンタクロースの世界など)がクリスマスには付随していて、そこにはキリストとは無関係ながらも魅了されている。
それに様々な業種が乗っかり一大イベントと化したのだろうけど、
人(子供)にプレゼントを贈ったり、交換したりする文化としては、一年に一度一斉に贈る相手を想像し思いやりの気持ちが生まれる行事だと思うと悪くは無いね。
2014年12月22日月曜日
軍師官兵衛 終了
ついに昨日NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が最終回を迎えました。
最後の関ヶ原の戦いは時間の都合だかわからないがやや駆け足なスピードだったけど、
一年通してはやはり三英傑が次々と登場するので見応えはありました。
特に江口洋介の信長は鋭いオーラが出ていてハマり役だったし
あと、茶々(淀)の二階堂ふみも非常に良かったと思う。
もちろん主役の岡田准一も回を重ねる事に役が沁み付き
アイドルとは思えない風貌になって気もした。
もちろん主役の岡田准一も回を重ねる事に役が沁み付き
アイドルとは思えない風貌になって気もした。
CG技術でかなり臨場感が表現できているのも最近の大河の特徴。
城や風景など本当に雰囲気が出ている。
さていよいよ来年は「花燃ゆ」
松陰の妹が主役の幕末!!
2014年12月18日木曜日
大雪
2014年12月4日木曜日
世に棲む日々 二巻
この巻の途中で松陰は刑死となる。
司馬遼太郎は、革命の初動期には詩人的な預言者が現れ、「偏癖」の言動をとって世から追い詰められ非業に死ぬ。
中期には卓抜な行動家が現れ、奇策縦横の行動をもって雷電風雨のような行動をとる。
その事業家もまた多くは死ぬ。
それらの果実を採って先駆者の理想を容赦なく捨て、処理可能なかたちで革命の世をつくり、大いに栄達するのが処理家たちのしごとである
松下村塾は世界的な例から見てもきわめて稀なことにこの三種類の人間群を備えることができた。
と書かれてある。
戦国時代以降の永く続いていた徳川時代からまさに明治の維新が起こるまでの間の変革はまさに激動だということがよくわかる。
竜馬や新撰組のことはある程度知ってはいたが、この時代の状況は非常に複雑極まりない。
幕府あり、全国に藩があり、そこへ外国が乗っ取り(考えようにより)にくる。そして天皇も。
思想も様々で人を殺す事の悪(罪)のレベルも現代ともまた違う。
松陰亡き後、大揺れに揺れる日本国の中で長州藩の高杉晋作が動き出すのだが、
生まれや育ちが松陰とかなり違うエリートな彼が革命を起こそうと志すまでの経緯や紆余曲折も知らなかった。
剣術、詩、絵画などあらゆる分野で才能を持つ高杉晋作が何をやっていいのかわからなくなり、一時期藩主に使える平凡な生活もまた福なりと思っていたら、途端に革命への道へ進む瞬間が面白い。
司馬遼太郎は、革命の初動期には詩人的な預言者が現れ、「偏癖」の言動をとって世から追い詰められ非業に死ぬ。
中期には卓抜な行動家が現れ、奇策縦横の行動をもって雷電風雨のような行動をとる。
その事業家もまた多くは死ぬ。
それらの果実を採って先駆者の理想を容赦なく捨て、処理可能なかたちで革命の世をつくり、大いに栄達するのが処理家たちのしごとである
松下村塾は世界的な例から見てもきわめて稀なことにこの三種類の人間群を備えることができた。
と書かれてある。
戦国時代以降の永く続いていた徳川時代からまさに明治の維新が起こるまでの間の変革はまさに激動だということがよくわかる。
竜馬や新撰組のことはある程度知ってはいたが、この時代の状況は非常に複雑極まりない。
幕府あり、全国に藩があり、そこへ外国が乗っ取り(考えようにより)にくる。そして天皇も。
思想も様々で人を殺す事の悪(罪)のレベルも現代ともまた違う。
松陰亡き後、大揺れに揺れる日本国の中で長州藩の高杉晋作が動き出すのだが、
生まれや育ちが松陰とかなり違うエリートな彼が革命を起こそうと志すまでの経緯や紆余曲折も知らなかった。
剣術、詩、絵画などあらゆる分野で才能を持つ高杉晋作が何をやっていいのかわからなくなり、一時期藩主に使える平凡な生活もまた福なりと思っていたら、途端に革命への道へ進む瞬間が面白い。
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