2015年9月9日水曜日

ショーシャンクの空に

ティムロビンス、モーガンフリーマン主演の有名な映画。
今になりようやく観た。




















140分を超える作品だが、飽きずに観られて面白い。

刑務所という閉塞感のある舞台だが、演出がいいのか役者がいいのか、作りが上手いと思う。

ネット上のレビューでは、主人公アンディの努力、希望に共感するものが多いが、
僕は少し違った。

登場する人物は50年、また、19年、40年と刑務所にいるのだが、
実際にその長い間生活するということは、果たしてどのような心境なのか。

また、映画の中でも描写されているが、刑務所に慣れて、刑務所から出たくなくなる心境。
保釈された後に生きてゆく努力ができなくなるということ。

『必死に生きるか、必死に死ぬか』
そういう心境もわからずでも無い。

もう一つ印象的だったのは刑務所の所長がアンディの経験をうまく使い、
資産運用や税務管理の仕事をさせ、そのうち裏金や賄賂の絡んだ仕事もさせ、
アンディは必要な存在になる。
その後ある事でアンディが釈放の可能性ができたが、所長が阻止する。

アンディはおそらく良心で経理の仕事を始めて、やり甲斐を持つことができていたのだろうけど、それ故に出所できないという縛りができてしまうジレンマ・・・

とにかくいろんな人間模様、出来事が散りばめられている。

最終的には爽やかな気分にさせてくれるエンディング。

人気のある作品で、最初から最後までしっかりと作られて実に面白かった。

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