先週のNHKプロフェッショナル 仕事の流儀を見た
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0116/index.html
登場するのは、管理栄養士の給食のおばさんです。
子供のころ誰もが見たことがあるだろう給食の調理場風景。
(時代や地域によって例外もあるでしょうが・・特に今の給食は学校ごとに作っていないところもある)
恐ろしく大きな釜を使い、巨大な木べらで混ぜる。
おととし、某仕事で時々給食センターの中を見ていた時がある。
どうみても力仕事、肉体労働であろうと思うけど、それを主婦がやっている。
今勤めている食品加工の会社でも、そこまで大きな道具は無いが、
作る量は多く、家庭はもちろん、普通の飲食店などとは規模が違う。
もっとも力仕事も多々あるが、メインで働くのは主婦です。
番組に登場する管理栄養士さんは、250人もの多くの給食だけど、
メニューにこだわりを持っていて、一年通して同じメニューは無いそうだ。
ただ、栄養面を考えてのメニューでは無く、素材の味や、本来の料理を知ってもらいたい、
いろんな味があることを知ってもらいたいからだそうだ。
というのも今の子供は市販の食品(加工品)の味付けが化学調味料一辺倒になりつつあり、
子供がその味に慣れてきてしまっていて、味覚がおかしくなってしまう危惧を感じたからだそうだ。
感心したのは、大量のものをつくりながら、さながら料理人のようなこだわりを持っていること、
食べる人(子供)のことを思っていること。
「家族のために作る」気持ちが大切だという。
残った給食がどのくらいか、何が食べ残されているかを確認して、
原因を考え、改善する。
また、ただ全部食べて貰えればよいのではなく、
食べてほしいもの(栄養的に)をいかにして食べてもらうか、
苦手なものはどう調理して食べてもらうか、味を知ってもらうか。
飲食店などの大人が対象なのとは違う難しさがあると思う。
調理する職種はいろいろあって面白いなぁと思う。
そしてやっぱり心通うものは、味に出ると思うのです。
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