またまた森博嗣氏の本より。
「今のままで良いのか」といつまでも意識したいというテーマ。
小説好きな人なら知っているだろう森博嗣氏。
哲学者でもなんでもない、基本小説家である。
(主に推理小説)
しかしエッセイは彼の思想や思考が鋭くほとばしっているので面白い。
今回はどんと引用させてもらいます。
性格とか気持ちとか、そういった感情面だけでもない。
普段からいろいろな問題に頭を使うことが大事で、とにかく何歳になっても「悩み多き年頃」であり続けることが、精神の成長を止めない唯一の方法ではないか。
もし、これといって問題がないときには、「では今のままで良いのか」と問うことをおすすめする。
自分は今のままで良いのか。
もう今の状態が人生の到達点なのか。
そんなに自分は偉いのか。
というように自問してみよう。
たぶんこれを考えない人は、今が到達点だと感じ、自分は偉いと勘違いしているのだと思う。
どんなに遠くへ行ったとしても、どんなに高いところに到ったとしても、ただ止まってぼんやりしている人は、魅力的とは思えない。
それよりも、常に走り続ける人、いつも登り続ける人の姿こそ格好が良い。
人に格好よく見せるのではない。自分で自分を見た時に格好が良いのである。
自分で自分を見ることをしない人には、その格好悪さもわからないが。
「つぼねのカトリーヌ」森博嗣著より
これを読んで改めて僕は間違えてないと思った。
ただ、人よりもいろいろと劣っているから遅いんだ。
どこまで進めるかわからないが少しずつでも走っていく。
ノロマでもランナーであり続けたい。
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