2018年7月1日日曜日

映画 オンリー・ザ・ブレイブ

映画「オンリー・ザ・ブレイブ」を観てきた。
(若干ネタバレがあります)
公開されて一週間少々が経っていた。
ネットのレビューはかなり良い。中には酷評するものもあるが。

火災もののパニック映画と思われがちだがちょっと違う。

アメリカには山火事シーズンというものがあるらしく、森林消防隊なる専門の職業が存在する。
詳しくは映画本編で描かれているが、いわゆる建物消火とは違い、水をかけて消火するのではなく、火が広がる流れを読んで先廻りし、草木を切り燃やし、延焼を防ぐというもの。

一見地味ではあるが山中は20kgの重量のものを背負い徒歩移動となるので過酷で、作業は迅速にすすめなければならない。

しかも、場合によっては命の危険がある。

そんな勇敢な森林消防隊の話なのだが、実話というのがポイント。

消火活動の見応えあるアクションは勿論魅力はあるが、主な登場人物の家族等の人間関係などの背景を重視したストーリーは結末まで観たときに大きな影響を及ぼす。
最後は悲しく切ない。

全体的には大味なストーリーともいえるが、シンプルで味わいのある見やすい映画。
個人的には新人のマクドナウの更生しようと努力する姿と娘をかわいがる姿がとても良かった。
うまく生きてこれなかった人がひたむきに生きている姿に共感を覚える。

哲学的な考えさせられる部分は少ないが、その分あまり考えずに観ても面白い作品だった。

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