コミック「BLUE GIANT」1~5巻を読んだ。
ここのところ色々と漫画を読んでいる。
ここ何年も漫画を読む習慣があまり無かったのだけど、
どうも最近活字の本が進まないせいもある。
活字の本を借りたりはするもののページが進まないのである。
無理やり読もうとしても頭に入らず精神的にもあまりよくない。
春ごろに漫画喫茶に行く機会がよくあり、
最近のものから懐かしいものまであるが、
この歳になって読む漫画もジャンル等にもよるが趣があっていいなと感じるのです。
昔は無かったレンタルコミックもある程度の人気作なら揃っており、値段も手ごろなので
お試しで借りるのも良いものだと思うのです。
このBLUE GIANTという作品、知ってはいたけど、詳しくはしらなかった。
一巻を少し読んでみるとなにやら高校生がJAZZに興味を持ち、サックスを始める
一流を目指すという成長物語。
音楽ものの漫画ってあまり読んだ記憶が無いが、
当然ながら漫画では音は伝わらない。
“それ”をどう読者に伝えるか、まったく音は聞こえてこないが、
描写により迫力や温度が伝わってくる。
動機は何か
スキルを上げる為にどんな努力をするのか
壁にぶち当たった時の心理や対策
素人から始まり、じっくりじっくりと成長する過程がとても面白い。
第4巻で師匠に自分のサックスの評価をしてもらう際のシーンが素晴らしかった。
「お前のサックスの評価だが、10満点で評価すると・・
技術 1点、
他と合わせる力 1点、
メロディー 1点
総合力 1点
でも・・・咲いている。
とてつもなく小さい芽だし、時々しか咲かないが、
咲いてんだ。
お前はハナっから咲いてんだ。」
才能がものを言う世界だけど、技術だけでは無いところをこう表現するのがカッコよすぎる。
とても心に残るシーンだった。
個人的にJAZZって興味は昔から多少はあるものの、ずっと知らないまま。
いろいろ聴いてもすぐ飽きてしまう・・
でもこれ読むとまた聴いてみたいなと思わされる。
まだこの作品は連載中だけど続けて読んでみたい漫画です。
BLUE GIANT
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