2015年8月2日日曜日
バケモノの子
この夏の映画鑑賞2作目!
「バケモノの子」
公式サイト
以下若干ネタバレあり。
過去の細田守作品を観て、この新作も興味が出た。
考えてみればアニメを映画館で観るのって久しぶり。
ネット上の感想レビューを調べて見ると勿論、賛否はあるのだけど、
人それぞれ気にしているポイントや感じるところが様々だなと改めて思う。
鑑賞から一日経っての僕の感想。
「面白かった」です。
大筋のストーリーは面白く、キャラクター設定も魅力的。
どことなくジブリっぽいけど。
そこが大人も子供も楽しめるポイントか。
当たり前なんだろうけど、主人公の九太の幼い頃の頑固さが成長とともに性格が変わってゆく様は嬉しくなる。
細かいところのツッコミはバケモノの世界と人間の世界が何故繋がっているのかとか、
後半、九太が自在に行き来出来るようになっているが、何故簡単になったのかとか・・
キーワードになる「鯨」
小説「白鯨」が登場する意味は?
後半の一郎彦の鯨の意味は?
これはよくわからなかったが、わかる人にはわかるのか・・
後半の楓とのストーリーはシンプルだけどとても良かった。
強い男が女を守る姿は当たり前だが美しい。
そして男をサポートする女の姿も美しい。
細田映画は相変わらず綺麗だと思う。渋谷の街の映し方(描き方?)も一瞬虜になるようなシーンもあった。
音楽もよかったと思う。
(ミスチルはあまり好きでは無いけど)
声優陣も熊徹の役所広司は最高にハマリ役だと思うし、脇役ながら最初から最後まで登場する多々良役のおなじみ(笑)大泉くんも上手かった。
役者ばかりで声優が少ないって声もあるがそのへんはあまり関心が無い(笑)
あと、実は本当に個人的なんだろうけど何箇所か泣けてくる場面がありました。
理由はわからないんだけど、
弱かった九太(少年期)に成長したのが垣間見えた時。
人間界に戻ろうとする九太を熊徹が呼び止めようとするシーン。
最後の熊徹が笑うシーン。
なんだかね、心を打ち、涙が出そうになったんです。
惜しいところがあるものの面白い作品でした。
でも、「時をかける少女」のほうが好きだ(笑)
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