昨年は内容が濃かったのか薄かったのはわかりませんが、
結果としては様々な経験ができ、新たに思考することができた一年だったと思います。
本厄の年でしたが、無事怪我や病気などなく過ごせた事に感謝いたします。
さて、年が明けて元日ぐらいはゆっくりしようと思い、特に何も予定は立てていなかったのですが、
昨年秋ごろからの読書欲というか知欲がうまく満たされておらず、
途中やめになっていた本を一冊読もうと今朝から読みました。
「生きるための26のこと」
この本は七田眞さんという教育者の著書ですが、本人は2009年にお亡くなりになられ息子さんの七田厚さん監修、
本田健さん解説で過去の著書や対談などの引用を用いて編集されていますが七田眞さんの遺作という位置づけのようです。
この本は2014年の夏に発行されていて、立ち読みしてみたところ妙に気に掛かり、購入にしてみました。
昨年は特に人生の指標なるものを求めていた時期かもしれませんが、
この本には何やら自分にとっては知らない分野の事、
また日本人にとっては忘れている大切な事がダイジェスト的にまとめているように思い、
登場する書物や人物は興味があるものや人物が多く惹かれたのです。
中国古典(四書五経)、孔子、孟子、新渡戸稲造、福沢諭吉、吉田松陰、安岡正篤、マーフィー、宮沢賢治、最澄など
昨年後半は自分がいかに無学であるかという事を感じたのもあるのですが、
この本には「人間学」というものが基幹としてあるのです。
そして志、運命、天命の事など、前半ではとにかく人間は勉学に励んで学問修養することの大切さが書かれており、
後半は成功哲学のこと、愛と仁、感謝の事、そして七田眞さんは教育者だったので、明治以降の教育の事もかかれていて、
自由化、個性化を優先することにより、教育が駄目になることなど憂いています。
秋から勉強している吉田松陰や四書五経なども参考に多く登場していて大変読みやすかったと思います。
静かな元日ですが、この本を読めた事は大変有意義であり、今年の指標ができた気がします。
やはりまずは修養が必要です。
0 件のコメント:
コメントを投稿