始めて「論語」に手を出してみた。
論語は孔子が弟子たちに語り掛けた言葉を、孔子没後に様々な人によって編纂されたものです。
しかし、日本には三、四世紀ごろに伝わり江戸時代ぐらいまでは国民の道徳的書物として
大きく影響を及ぼしたものでした。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」など現代でもいくつも故事成語として活用されているものも多くあります。
本書は512ある論語の言葉から100を厳選したものですが、今に時代にマッチしたものを選ばれているようで、
どこかで聞いた事がある言葉や、考え方自体はなるほど納得できる言葉が簡潔に並んでいて、
解説も分かりやすく読みやすくなっています。
寺子屋などでは論語の素読(声に出して読む)を行い、まさに体に入って体に馴染んで身に付くと言われます。
約2500年も受け継がれる孔子の精神とは奥深いもので、著者の言う東洋の人々の心のゴミを取りつづけて
故障することのない「最強の心の掃除機」であり、「心のラジオ体操」というのもわかります。
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