数年前、帯津良一氏がNHKで大豆料理をシリーズで放送していた。
その際にの「養生訓」を引き合いに出しており、興味はあったけど、
本としては読んだ事が無い。
「養生訓」は江戸時代(1713年)に貝原益軒が書いた書物ですが、
食べ物のことを書いた健康法の本ではなく、養生をいう哲学でエネルギーの高め方、
生き方、死に方などまでも書いたもの。
この本は帯津氏が本人の医者の経験も含めて比較的わかりやすくエッセイテイストな読み物で読みやすくなっています。
・特に気に入ったポイント
養生の秘訣の言葉
「畏」(おそれ)
かしこまるという意味で相手を敬ったり、慎みの気持ちを持ったりすること。
「少」
飲食のみならず、色欲、言語、事、怒、憂、悲、臥時など何事も欲張らずにほどほどにすること。
良い食べ物、悪い食べ物はおおまかに書かれておりあまり細かくは紹介されていませんが、
食べ物に対する心の持ち方(五思)や、飲食と飢渇のつながりを義理と繋げて考えるなど、
現代の食文化、食生活で忘れていること気付かさせてくれるのであります。
今日からはじめる養生訓
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